外為市況=米株価の大幅安を眺めて円買い先行

2018/10/25 6:00:00

 24日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台前半。
 アジアの株式市場で株価が上昇したほか、NYダウ平均も高値で寄り付いたことで投資家がリスク回避姿勢を弱めたため、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して売られ、一時は1ドル=112円台後半まで円安・ドル高が進行。ただ、その後は中東などの地政学的リスクに対する警戒感が広がる中、9月の米新築住宅販売件数が予想を下回る低調な内容となったことを受けてNYダウ平均がマイナス圏へ値を沈めたほか、取引終盤にかけては下げ幅を拡大して大幅安となったため、一転して円買い・ドル売りが先行。概ね同112円台前半での取引となった。
 ユーロ・ドル相場は、イタリアの財政不安を背景としたユーロ安・ドル高傾向が続く中、10月のユーロ圏PMI(購買担当者景況指数)が予想を下回り、欧州経済の先行き不安が強まったこともユーロの売りを促し、約2カ月ぶりに1ユーロ=1.14ドルの節目を割り込んだ。

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