外為市況=米株安などを背景に円買い先行

2018/11/13 6:00:00

 週明け12日の外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台後半。
 前週末に円安・ドル高が進んだ流れを引き継いだほか、日経平均株価が大幅マイナスから急速に値を戻して小幅プラスで引けたことも円売り要因となり、東京時間帯では一時1ドル=114円台前半まで円安・ドル高が進行。ただ、ロンドン時間帯以降は主要な経済指標の発表などがなかったことから手掛かり材料不足に陥り積極的な商いが控えられる中、ポジション調整的な円買い・ドル売りが入ったほか、米株価の大幅安も円買い要因となり、概ね同113円台後半で推移した。
 ユーロは対ドルで下落。欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官が英国のEU離脱協定について「合意案はほぼ整った。英国は13日の閣議で合意案を検討する」と述べたと英紙フィナンシャル・タイムズが報じ、これを受けてユーロ買い・ドル売りが先行する場面もあったが、その後はこの報道内容に懐疑的な見方が広がったことからユーロ売り・ドル買いの流れへと反転。昨年6月下旬以来となる1ユーロ=1.12ドル台までユーロは売られた。

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