外為市況=米株安などを眺めて円高・ドル安進行

2018/11/15 6:00:00

 14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台半ば。
 ニューヨーク時間帯に入る前までは、イタリアの予算案再提出などを消化したことで材料出尽くし感が漂ったことから積極的な商いが控えられ、概ね1ドル=114円近辺でもみ合っていた。しかしニューヨーク時間帯に入ると、反発して始まった米株価が下落に転じ、これを受けて投資家がリスク回避姿勢を強めたことから相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われたほか、メイ英首相が欧州連合(EU)離脱をめぐる合意草案が閣議で承認されたと明らかにし、これを受けてユーロ・ドル相場でユーロ高・ドル安が進行したことがドル・円相場にも波及。概ね同113円台半ばでの取引となった。
 ユーロは対ドルで上昇。値頃感から買い戻しが入ったほか、前述通り英国のEU離脱をめぐる合意草案の閣議承認もユーロの買いを促した。ただ、メイ首相は今後厳しい展開が待ち受けているとの見方も示したほか、イタリアが再提出した予算案についても依然イタリアとEUの間で対立しているなど、ユーロの懸念材料は燻っている。

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