外為市況=一時113円近辺まで円高進行も、その後一服

2018/11/16 6:00:00

 15日の外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台半ば。
 英政府は前日に臨時閣議で欧州連合(EU)からの離脱協定案を承認したが閣議決定は全会一致せず、こうした中でラーブEU離脱担当相が本日、承認に抗議して辞任を表明。その他政権幹部も相次いで辞任を表明した上に、与党・保守党のEU懐疑派リーダーであるリースモグ議員が党首であるメイ首相の不信任投票を求める書簡を提出するなど、英国のEU離脱をめぐる不透明感が再燃したため、投資家はリスク回避姿勢を強める格好。相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、一時は1ドル=113円近辺まで円高・ドル安が進行した。ただ、その後は下落して始まった米株価がプラス圏へ切り返したのを眺めて円の手仕舞い売りが入ったため、概ね同113円台半ばでの取引となった。本日発表された10月の米小売売上高が予想を上回る良好な内容となったことを円の売り材料視する向きもあった模様。

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