外為市況=米FRB副議長の発言を受けて円は買われる

2018/11/17 6:00:00

 週末16日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台後半。
 ロンドン時間帯までは、特に目立った手掛かり材料が見当たらず積極的な商いは控えられ、1ドル=113円台前半でもみ合っていた。しかしニューヨーク時間帯に入ると、米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が「世界経済の減速を示唆する証拠はある」と発言し、これを受けて投資家がリスク回避姿勢を強めたことから、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われる格好。概ね同112円台後半での値動きとなった。
 ユーロは対ドルで上昇。クラリダFRB副議長の発言を受けてドルが売られた流れが波及し、ユーロ買い・ドル売りが先行した。また、英国の欧州連合(EU)離脱合意をめぐり混迷しているメイ政権のフォックス国際貿易相とゴーブ環境・食料・農村相が、相次いで合意案への支持と首相への信任を表明したこともユーロの買い材料視された模様。

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