外為市況=FRB高官発言を受け円は軟調、113円台後半

2018/11/28 6:00:00

 27日の外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台後半。
 アジア・欧州市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=113円台半ばで始まった。その後は、米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が緩やかな利上げ継続を示唆したことでドル買い・円売りが優勢の展開。113円台後半まで円安・ドル高が進行した。ただ、28日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演、29日の米邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表、さらに30日〜12月1日には20カ国・地域(G20)首脳会議やそれに合わせた米中首脳会談と重要イベントを控えており、様子見ムードも強く取引終盤は同水準でもみ合いとなった。
 ユーロは下落。EU離脱合意案の英議会採決を12月11日に控えるなか、合意に必要な票数に届かないとの見方が広がり、英ポンドが下落。これに連れる格好でユーロが対ドルで売られる展開。クラリダFRB副議長発言もドル買いを誘い、一時1ユーロ=1.12ドル台後半を付け、15日以来のユーロ安・ドル高水準となった。

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