外為市況=ハト派的FOMC議事要旨は織り込み済み、円相場は113円台半ば

2018/11/30 6:00:00

 29日の外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台半ば。
 アジア・欧州市場では、前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言を受けて、米国の利上げ停止時期が近いとの見方が強まり、ドル売り・円買いが先行。1ドル=113円台前半で推移した。米国の長期金利の低下もドル売りを促した。しかしその後は、米中首脳会談などを控えた持ち高調整のドル買いに、ニューヨーク取引は概ね113円台半ばで推移した。取引終盤に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、複数の参加者が利上げによる景気減速への懸念を示したほか、「さらなる段階的な利上げ」との文言を変更する必要を指摘していたことが明らかとなるなどハト派的な内容となったものの、前日のパウエル議長発言後に織り込んでいたためか、市場の反応は限定的にとどまった。

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