外為市況=円相場は112円台前半でもみ合い

2018/12/20 6:00:00

 19日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台前半。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、来年の利上げ停止を示唆するようなハト派的なガイダンスが打ち出されるとの思惑から、ドル売り・円買いが優勢の展開。1ドル=112円台前半まで円が強含みで推移した。注目されたFOMCでは、政策金利を年率2.25〜2.50%に引き上げた。引き上げは予想通りとなったが、19年末時点の金利予想中央値は2.875%で、利上げ想定回数が従来の3回から2回に引き下げられた。また、利上げ停止予想は2020年を維持した。市場では、予想されたほどハト派的でなかったと受け止められ、FOMC声明後は次第にドル買いが優勢となり、112円台半ばまでドル高・円安が進んだ。ただ、パウエルFRB議長が会見で米経済の先行きに慎重な姿勢を示したほか米株価が大幅下落となり、リスク回避的な円買いが入ったため、112円台前半まで円高方向に切り返すなど、方向感に欠ける値動きとなった。

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