外為市況=円相場は一時110円台後半、その後切り返す

2018/12/22 6:00:00

 週末21日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 米連邦政府のつなぎ予算の期限切れが迫るなか、トランプ米大統領がメキシコ国境の壁建設費を盛り込まない予算案には署名しないとの意向を示し、一部政府機関の閉鎖が懸念されていることで、投資家のリスク回避的な円買いが優勢の展開。本日発表された2018年7〜9月期の米国内総生産(GDP)確定値が、前期比3.4%増と、改定値(3.5%増)から下方修正されたことや、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、米経済が減速すれば、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策運営を見直す可能性があると言及。また、バランスシート縮小に関しても、柔軟に対応していくとの見方を示したため、FRBが来年の利上げペースを鈍化させる可能性があるとの観測が浮上したため、一時1ドル=110円台後半まで円高が進行した。ただ、111円割れの水準では持ち高調整のドル買いが入り、その後は、111円台前半まで円安方向に切り返した。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ