外為市況=世界的な景気減速懸念を背景に、一時108円台後半

2019/01/03 6:00:00

 年明け2日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台前半。
 英調査会社マークイットと中国メディア財新が本日発表した製造業購買担当者指数(PMI)が低調な内容となり、中国国家統計局が12月31日に発表した同指数に続いて悪化を示したため、米中貿易摩擦などを背景に中国経済が冷え込み、世界経済にも悪影響が波及するとの警戒感が強まったことを背景に、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行し、一時は昨年5月下旬以来約7カ月ぶりの円高ドル安水準となる108円台後半を付けていた。ただ、その後はトランプ米大統領が2日、米中貿易協定がまとまれば株価は上昇すると示したことを背景に欧州株価がプラス圏を回復、米株価が下げ渋ったことで、投資家のリスク回避姿勢が後退したため、109円台前半での推移となっている。

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