外為市況=米株高を眺めて円売り優勢

2019/01/08 6:00:00

 週明け7日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 海外市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=108円台前半で始まった。その後発表された12月の米ISM非製造業景況指数が5カ月ぶり低水準に落ち込んだことで、ドル売りが優勢となる場面が見られたものの、米株価の上昇を眺めた投資家のリスク選好姿勢の強まりから、円を売る動きが強まり、取引中盤以降は概ね108円台半ばで推移した。市場筋は「米中貿易協議進展期待や、前週に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、今年2回の実施が想定されている追加利上げについて柔軟に見直す姿勢を示したことが投資家のリスク許容度を高める要因となっている」と指摘した。
 ユーロは堅調。ユーロ圏の11月小売売上高が予想を上回ったことで、ユーロ買いが先行。低調な米ISM指数もユーロ買い・ドル売りを促し、1ユーロ=1.14ドル台後半までユーロ高に振れた。

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