外為市況=円相場は一時107円台後半

2019/01/10 6:00:00

 9日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円近辺。
 ニューヨーク取引は1ドル=108円台後半で始まった後、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を前に、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利上げ回数への思惑が交錯する中、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が「年内の利上げは1回にとどまる」との見方を示したほか、米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁が「FRBは経済の成長リスクを見極めるため、2019年前半は様子を見ることが可能」と述べたことが伝わると、ドル売り・円買いが加速。トランプ米大統領がメキシコ国境の壁建設費用を含む予算案をめぐり、議会が合意できなければ「国家非常事態を宣言する絶対的な権限がある」と改めて表明したことも、投資家のリスク回避的な円買いを誘い、一時1ドル=108円10銭台まで円高・ドル安に振れた。
 注目されたFOMC議事要旨では、数名の参加者が金利据え置きが適当と表明したほか、参加者の多くが利上げ見通しを下方修正したことが明らかになるなど、総じてハト派的な内容であったため、公表直後はドル売りが優勢となり一時107円台後半を付けた。

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