外為市況=円相場は軟調、108円台半ば

2019/01/11 6:00:00

 10日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がハト派的な内容であったことで、ドル売り・円買いが優勢となり、アジア取引時間帯は概ね1ドル=107円台後半で推移した。その後は、米中貿易協議進展への期待からドルを買い戻す向きが見受けられ、欧州取引時間帯に108円台前半まで円安に振れる展開。ニューヨーク取引開始後は、米株価が安寄りしたため107円台後半を付ける場面がみられたものの、概ね108円台前半で推移した。本日はブラード・セントルイス連銀総裁、バーキン・リッチモンド総裁らが講演で利上げに慎重な姿勢を示したが、前日のFOMC議事要旨で概ね織り込み済みであったためか反応は限られた。取引終盤にかけて、パウエルFRB議長が利上げに忍耐強くなれるとの認識を示す一方で、米経済の先行きに楽観的な見方を示したことで、ややドル買い・円売りが優勢となり、108円台半ばまで円が弱含んだ。

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