外為市況=円は軟調、108円台半ば

2019/01/16 6:00:00

 15日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 中国政府が景気刺激策を実施するとの期待から、主要株式市場が上昇したため、投資家のリスク回避姿勢が後退。相対的に安全な通貨とされる円を売る動きが優勢となり、アジア取引時間帯は1ドル=108円台後半まで円が売られる展開。その後は、ドイツの国内総生産(GDP)が低調な内容となり、欧州経済の先行き懸念が強まったため、108円台前半まで円高に振れたものの、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が「ユーロ圏経済が予想以上に弱まっている」との認識を示したことで、ドルが対ユーロで上昇。これに連れてドル・円相場でもドルが買われる格好となり、108円台半ばに水準を戻す動きとなった。ただ、米カンザスシティ連銀のジョージ総裁、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が相次いで利上げ停止に言及したため、対円でのドルの上値は抑えられた。
 ユーロは下落。低調な独GDPに加え、ドラギECB総裁の発言、英国のEU離脱案否決の見通しなどからユーロ売りが優勢となり、1ユーロ=1.13ドル台後半までユーロ安・ドル高が進んだ。

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