外為市況=世界経済の減速懸念などを背景に、109円台前半

2019/01/23 6:00:00

 22日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台前半。
 国際通貨基金(IMF)が21日、2019年の世界の成長率予想を昨年10月時点の予測から下方修正したことに加え、中国国営新華社通信も21日、同国経済が大きく複雑な変化に直面しているとする習近平国家主席の見解を伝えたことから、世界的な景気減速懸念が広がったほか、米最高裁判所が22日、「若年移民に対する国外強制退去の延期措置(DACA)」を当面維持する判断を下したことから、トランプ米大統領が政府機関一部閉鎖の解除に向けた交渉の切り札が失われる可能性が広がったことを背景に、政府機関の閉鎖が長引くとの見方が強まったためドル売り・円買いが優勢となり、円相場は109円台前半での推移となっている。市場では、日欧の金融政策決定会合でIMFに続いて経済の先行きに弱気な見通しが示されれば、世界経済の減速懸念が強まり、一段と円高・ドル安に振れやすくなるという。

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