外為市況=FOMC声明を受け、円は一時108円台後半

2019/01/31 6:00:00

 30日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円絡み。
 本日発表されたADP全米雇用報告が良好な内容となったほか、米企業の良好な決算を好感して米株価が上伸したため、ドル買い・円売りが優勢となり、ニューヨーク取引序盤は1ドル=109円台後半まで円安・ドル高に振れる展開。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのムードが漂うなか、持ち高調整のドル売りが入り、概ね109円台半ばでもみ合った。注目されたFOMCでは、政策金利は予想通り据え置かれた。ただ、声明で利上げペースの鈍化やバランスシート縮小の停止が示唆されたため、声明公表後は円買いが優勢となり109円台前半を付けた。パウエルFRB議長が会見で、欧州や中国経済の減速に警戒感を示したほか、米企業や消費者の景況感の低下にも言及したため、リスク回避的な円買いが入り、取引終盤には一時108円台後半まで円高が進んだ。

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