外為市況=円相場は一時108円台半ば

2019/02/01 6:00:00

 31日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて米国の利上げペースの鈍化や、バランスシート縮小の早期終了への思惑からドル売り・円買いが優勢となった流れを引き継ぐなか、本日発表された米週間新規失業保険申請件数が弱い内容となったため、一時1ドル=108円台半ばまでドル安・円高に振れる場面がみられた。しかし、ワイトマン独連銀総裁発言を切っ掛けにユーロ・ドル相場でドルが上昇したため、ドル・円相場でもドルを買い戻す動きが優勢となり、108円台後半まで円安方向に切り返す展開。ただ、明日の米雇用統計を見極めたいとの思惑も強く、その後は108円台後半でもみ合い推移となった。
 ユーロは軟調。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるワイトマン独連銀総裁が、ドイツの景気減速は従来予想よりも長く深刻なものになり、ユーロ圏の今年のインフレ率は見通しを下回る公算が大きいとの見方を示したことでユーロ売りが優勢となり、1ユーロ=1.14ドル台前半までユーロ安・ドル高に振れた。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ