外為市況=良好な米指標を受けて円相場は109円台半ば

2019/02/02 6:00:00

 週末1日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 米雇用統計待ちのムードが強まり、アジア・欧州市場は概ね1ドル=108円台後半の狭いレンジでもみ合い推移が続いた。注目された雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比30.4万人増と、市場予想(16.5万人増)を上回った。一方で、失業率は0.1ポイント悪化したほか、平均時給の伸びは市場予想に届かなかったため、強弱まちまち。発表直後は売り買いが交錯したものの、米国の労働市場は引き続き堅調との見方から次第にドル買いが優勢となり、109円台前半まで円安・ドル高に振れた。その後発表された1月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数が予想を上回る内容となり、米経済の先行き懸念が後退。109円台半ばまで円安が進む格好となった。ただ、米ダラス地区連銀のカプラン総裁が、少なくとも6月までは利上げを停止すべきとの考えを示したほか、トランプ米大統領が壁建設予算をめぐって「(民主党との協議で)進展が見られていない」とし、改めて国家非常事態を宣言する可能性に言及したため、さらなるドル買いには繋がらなかった。

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