外為市況=低調な米小売売上高を受けて円は反発、110円台半ば

2019/02/15 6:00:00

 14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台半ば。
 米中貿易協議の進展期待に加え、米政府機関の再閉鎖懸念が後退したことを手掛かりにドル買い・円売りが優勢となった前日の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=111円付近で始まった。しかしその後発表された昨年12月の米小売売上高が前月比1.2%減と、2009年9月以来の大幅な減少を記録したため、米国の景気鈍化懸念が再燃。投資家のリスク回避姿勢が強まり、110円台半ばまで円高・ドル安に振れた。ドル売り一巡後は110円台後半に水準を戻す場面がみられたものの、一部米メディアが「米中の閣僚級通商協議は、米政府の要求する中国経済の構造改革を巡り溝が埋まらず、平行線をたどっている」と報じたことで再び円買いが優勢となり、取引終盤は再び110円台半ばまで円が強含む格好となった。

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