外為市況=円相場は110円台後半で方向感に乏しい

2019/02/23 6:00:00

 週末22日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台後半。
 米中貿易協議をめぐる楽観的な見方を背景にドル買い・円売りが優勢の展開。一時1ドル=110円90銭台までドル高・円安が進行した。欧米の株式市場の堅調推移も投資家のリスク回避姿勢を後退させ、相対的に安全な通貨とされる円を売る動きを促した。しかしその後は、米国の長期金利の低下を手掛かりに円が買い戻される格好となり、110円60銭台まで円高方向に切り返して推移した。米中貿易協議では、中国が米国から最大1兆2000億ドルの物品を購入することで合意したと報じられた。また、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と近く会談するとの見通しを示し、両国の通商問題について最終的に合意する可能性があると述べた。ただ市場では「知的所有権や、中国経済の構造改革では隔たりが依然として大きい」との指摘も聞かれた。

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