外為市況=円は下落、111円近辺での取引

2019/02/28 6:00:00

 27日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円近辺。
 インドとパキスタンの間での軍事的緊張などを背景に、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、1ドル=110円台前半まで円高・ドル安に振れる場面もあった。しかしその後は、ベトナムの首都ハノイで行われている2回目の米朝首脳会談で、トランプ米大統領が夕食会後にツイッターで「極めて良好な対話」を行ったと述べ、首脳会談の進展に期待が高まったことから一転して円売り・ドル買いが優勢となる格好。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が下院歳入委員会での公聴会で、米中通商問題について「米製品購入拡大では不十分」としながらも「一定の進展が見られる」と述べたことも円売り・ドル買い材料視され、概ね同111円近辺での取引となった。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院で議会証言を行ったが、前日の上院での証言と内容がほぼ変わりなかったためか、反応は限定的。

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