外為市況=米雇用統計後は、111円近辺

2019/03/09 6:00:00

 週末8日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円近辺。
 本日発表された中国の貿易統計で、輸出額が大幅に落ち込んだうえ、その後に発表された2月の米雇用統計で、景気動向を示す非農業部門の就業者数が前月から大幅に鈍化し、伸びは2017年9月以来約1年5カ月ぶりの小ささとなったことを受け、前日の欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏成長率見通しを大幅下方修正したことに続いて、世界的に景気が悪化する兆候が見られたことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、一時はドル売り・円買いが先行し、110円台後半を付けていた。ただ、ドル売り一巡後は米雇用統計で、平均時給が予想を上回ったことに加え、同時に発表された1月の米住宅着工件数が予想を上回ったことから、徐々にドル買い・円売りが優勢となり、111円近辺での推移となっている。

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