外為市況=英EU離脱案採決への思惑が交錯、111円台前半でもみ合い

2019/03/13 6:00:00

 12日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 英国と欧州連合(EU)が離脱案の修正で合意したと報じられたことで、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨とされる円を売ってドルを買う動きが優勢となり、一時111円40銭台まで円安・ドル高に振れた。しかし、英法務長官が英国がEU関税同盟にとどまり続けるリスクは依然残るとの法的見解を示したことで、一転して円が買い戻される展開。その後は、英下院での採決待ちのムードが強まり、111円20銭〜30銭付近でもみ合い推移となった。注目された英議会でのEU離脱案の採決では反対多数で否決された。ただ、否決は織り込み済みであったためか、その後のドル・円相場に大きな値動きはみられなかった。英議会は明日、合意なき離脱の可否を採決し、否決されれば、木曜日に離脱期限延長の可否について採決を行う。

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