外為市況=円は終盤に111円付近まで強含む

2019/03/14 6:00:00

 13日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる先行き不透明感が漂うなか、本日発表された2月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇、エネルギーと食料品を除いたコア指数も前月比0.1%上昇と、ともに市場予想(0.2%上昇)を下回った。一方で、1月の米耐久財受注がマイナス予想に反して0.4%増、建設支出も予想を上回る伸びとなるなど、米指標は強弱まちまちで売り買いが交錯、1ドル=111円台前半の狭いレンジでの値動きが続いた。しかし、トランプ米大統領が「米連邦航空局(FAA)はボーイング737MAX8と9の運航停止を命令する」と述べたことや、「中国との通商合意、急いでいない」との見解を示したことを手掛かりにドル売り・円買いが優勢となり、取引終盤に111円付近まで円が強含む場面がみられた。
 英議会下院は前日、英政府とEUがまとめた離脱修正案を否決。本日は「合意なき離脱」の是非を問う採決が行われたがこれも否決された。ただ、否決は予想通りであったため、ドル・円相場への影響はみられなかった。

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