外為市況=円は軟調、111円台後半

2019/03/15 6:00:00

 14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台後半。
 英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、英議会が前日に「合意なき離脱」の是非を問う採決で不支持を議決したことで、投資家の過度の警戒感が後退。相対的に安全な通貨とされる円を売って、ドルを買う動きが優勢の展開。ニューヨーク取引は1ドル=111円台半ばで始まった。朝方に発表された米経済指標は、やや弱い内容であったもののドル・円相場の反応は軽微にとどまった。その後、米中貿易協議に絡んで、ムニューシン米財務長官が、中国側と一部の争点で近く合意できるとの見通しを示したことで、ドル買いが優勢となり111円台後半まで円安・ドル高に振れた。ただ、トランプ米大統領が、中国の通商協議は順調との認識を示しつつも、合意できるかは「明言したくない」と述べたほか、米メディアが、通商問題に関するトランプ大統領と習近平国家主席の会談が今月は開催されず、早くて4月となる公算だと報じたこともドルの上値を抑える要因となり、取引終盤は111円70銭付近でもみ合う格好となった。

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