外為市況=円相場は、110円台半ば

2019/03/29 6:00:00

 28日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台半ば。
 アジア取引時間帯は、米国の長期金利低下を受けた日米金利差縮小が意識され、ドル売り・円買いが優勢の展開。一時1ドル=110円付近まで円高が進行した。トルコ経済の先行きや世界経済の鈍化に対する懸念も相対的に安全な通貨とされる円を買う動きを促した。ただその後は、ユーロ・ドル相場でドルが堅調に推移したため、ドル・円相場でもドルを買い戻す動きが見受けられ、ニューヨーク取引時間帯は概ね110円台半ばで推移した。
 ユーロは軟調。本日発表されたユーロ圏景況指数が予想を下回ったほか、独消費者物価指数(CPI)も低調な内容となり、欧州経済の先行き不透明感からユーロ売りが膨らみ、一時1ユーロ=1.121ドル台までユーロ安が進んだ。ただ、米国内総生産(GDP)確定値も予想を下回ったため、その後は、概ね1.123ドル台付近に水準を戻した。市場では「29日に行われる英国の欧州連合(EU)離脱案の再採決の結果を待ちたい」との指摘も聞かれた。

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