外為市況=米欧貿易摩擦への懸念から円は堅調、一時110円台後半

2019/04/10 6:00:00

 9日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 トランプ米大統領が、エアバス社への補助金が不当だとして、欧州連合(EU)からの輸入品110億ドルに対して関税を課す方針を明らかにした。これに対してEU側も報復関税を検討するとしたことから、米欧の貿易摩擦への懸念が強まり、相対的に安全な通貨とされる円を買って、ドルを売る動きが優勢の展開。米中貿易協議や英国のEU離脱問題の先行き不透明感も投資家のリスク回避の動きを促す格好となり、一時1ドル=110円台後半を付けた。ただその後は、明日公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めたいとの思惑もあり、111円台前半でもみ合い推移となった。

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