外為市況=円は堅調、一時111円台前半

2019/04/26 6:00:00

 25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台後半。
 日銀は25日の金融政策決定会合で現行の金融政策の維持を決めた。ただ、政策金利のフォワードガイダンスを変更、「少なくとも2020年春ごろまで」極めて低い長短金利水準を維持するとした。明確な期限を示したことで、一部ではタカ派的と受け止める向きが見受けられたが、黒田日銀総裁は、低金利が2020年春を越えて長期化する可能性に言及している。日銀の決定に目立ったサプライズがなかったため、欧州取引時間帯は1ドル=111円台後半で推移したが、ニューヨーク取引時間に入った後は、低調な米雇用関連指標に加え、麻生財務相が25日午後(日本時間26日午前)、米ワシントンでムニューシン米財務長官と会談。意図的な通貨安誘導を防ぐ「為替条項」について協議するとの思惑が浮上したため、一時111円30銭台までドル安・円高が進んだ。ただ、明日発表される米国内総生産(GDP)を待ちたいとの思惑もあり、商い一巡後は111円台後半に水準を戻してもみ合う格好となった。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ