外為市況=米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ、円は軟調

2019/05/15 6:00:00

 14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 米中貿易摩擦激化への懸念からドル売り・円買いが優勢となった前日の流れを継続し、アジア取引時間帯序盤に1ドル=109円台前半で推移する場面がみられたが、トランプ米大統領が13日、ホワイトハウスでの夕食会で、米中間の貿易摩擦の解消について楽観していると発言したと報じられたため、過度の警戒感が和らぐ格好となり、円相場は一時109円70銭台までドル高・円安に振れた。ただ、米株価が上げ幅を削ったことで、持ち高調整のドル売りが入り、取引終盤は109円60銭付近でもみ合う展開となった。市場筋は「米中両国は追加制裁の構えをみせつつも、交渉継続の意向を示しているため、投資家の警戒感は後退した。ただ、交渉が長期化するとの見方も根強く、引き続き神経質な値動きになるだろう」と述べた。

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