外為市況=円相場は軟調、一時110円台前半

2019/05/18 6:00:00

 週末17日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円近辺。
 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐって、与党・保守党と最大野党・労働党との協議が物別れに終わり、先行き不透明感が強まったことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円が買われ、一時1ドル=109円50銭台で推移する場面がみられた。しかしその後、米政府が輸入自動車への追加関税の判断を最長6カ月延長すると正式に発表。また、米政府がカナダとメキシコに対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税を撤廃する方針と報じられたほか、本日発表された5月の米ミシガン大学・消費者信頼感指数が102.4と市場予想(97.5)を大幅に上回り、2004年以来の高水準を記録したことなどから、一転して投資家のリスク回避姿勢が後退。円は110円台前半まで水準を下げた。ただ、取引終盤は持ち高調整のドル売りが見受けられ、110円付近でもみ合いとなった。

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