外為市況=米紙報道を受けて円は買われる

2019/05/23 6:00:00

 22日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。
 この日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を待ちたいとの思惑から様子見ムードが漂う中、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が21日、トランプ米政権が中国の防犯・監視システム最大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)の製品が米国の利害を損なう恐れがあるとして、米企業による取引の制限措置を検討していると報道。通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に続いてハイテク産業をめぐる両国間の覇権争いがさらに過熱し、米中貿易交渉の行方に対する懸念が強まったことから相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、概ね1ドル=110円台前半での取引となった。なお、取引終盤に公表されたFOMC議事要旨では、金融政策をめぐる現行の忍耐強い姿勢は「当面」維持可能との見方でメンバーらが一致していたことなどが分かったものの、特に目新しい内容が見られなかったことから為替相場の反応は限定的だった。

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