外為市況=米中貿易戦争への懸念から円買い優勢

2019/05/24 6:00:00

 23日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 米政府が中国の防犯・監視システム最大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)との取引制限を新たに検討していると報じられたほか、米政府の方針に呼応するように中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)と取引関係にある米国外の大手企業が相次ぎファーウェイとの取引停止を表明するなど、米中貿易戦争は制裁関税の応酬からハイテク産業をめぐる覇権争いに拡大。こうした米政府の強硬姿勢に対して中国側が痛烈に非難するなど双方に歩み寄りの兆しが見られず、米中貿易協議の新たな日程も固まらない中、投資家のリスク回避姿勢は強まって相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われる格好。本日発表の主要な米経済指標が総じて低調だったことや、米株価の大幅下落も円の買いを促し、概ね1ドル=109円台半ばでの取引となった。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ