外為市況=109円台半ば

2019/05/30 6:00:00

 29日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 中国が相次ぐ制裁関税で譲歩を迫る米国に対し、レアアース(希土類)の輸出制限によって報復する構えを示唆したほか、米政府が禁輸規制を導入した中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)も29日、同社の米事業が制約を受けるのは米国の憲法に違反しているとして提訴した問題で、テキサス州の連邦地裁に審理を簡略化する略式判決を請求したと発表したことから、二大経済大国による「貿易戦争」が長期化すれば、世界景気の悪化につながるとの警戒感が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり、一時は109円台前半を付けていた。ただ、その後はユーロ・ドル相場でドルが強含みに推移していることがドル・円相場にも波及したため、109円台半ばでの推移となっている。

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