外為市況=FRB副議長発言を受け、109円台半ば

2019/05/31 6:00:00

 30日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 トランプ米大統領が30日、中国との通商交渉はうまくいっているとした上で、中国は米国との取引成立を望んでいるとの考えを示したことから、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となり、一時は110円を試していた。ただ、その後に米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が、インフレ低迷長期化やリスク台頭なら、FRBは政策を調整する用意があるとの見解を示し、利下げを示唆する発言をしたことからドル売り・円買いが先行したため、109円台半ばでの推移となっている。

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