外為市況=持ち高調整的な円売りが先行

2019/06/13 6:00:00

 12日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 トランプ米大統領が米中貿易協議について「米国は良い内容でなければ合意することはない」と警告。これに対し、中国側も米国が貿易摩擦を激化させようとするなら断固対応すると強調しており、長引く米中貿易摩擦の打開見通しが依然立たない中、香港で「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模な抗議行動が広がっていることも投資家のリスク回避姿勢を強め、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われる格好。5月の米消費者物価指数(CPI)で、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数が0.1%の上昇と小幅な伸びにとどまり、物価の伸びが依然弱いことが確認されたため、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が広がったことも円買い・ドル売り材料視され、一時は1ドル=108円台前半まで円高・ドル安が進行。ただ、その後は持ち高調整的な円売り・ドル買いが入ったことなどから概ね同108円台半ばでの取引となった。

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