外為市況=終盤にかけて円は買われる

2019/06/14 6:00:00

 13日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 取引中盤までは米利下げ観測が広がる中、明日発表の5月米小売売上高を待ちたいとの思惑から様子見ムードが漂い、積極的な商いが控えられて概ね1ドル=108円台半ばでもみ合い推移が続いていた。しかし取引終盤にかけて、中東の原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡近くのオマーン湾で、タンカー2隻が攻撃を受けたことが改めて意識され、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われる格好。米中貿易摩擦長期化への懸念が根強いこともあり、同108円台前半まで円高・ドル安に振れる展開となった。

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