外為市況=米小売売上高を受けて円売り先行

2019/06/15 6:00:00

 週末14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 ロンドン時間帯までは、5月米小売売上高の発表を待ちたいとの思惑から積極的な商いが控えられ、1ドル=108円台前半でもみ合い推移となっていた。そしてニューヨーク時間帯に入り米小売売上高が発表されると、5月の数字は前月比で0.5%増と市場予想(0.6%増)をやや下回ったものの、4月の数字が0.3%増と当初発表(0.2%減)から上方改定。また、国内総生産(GDP)の消費支出に最も近いとされる、自動車とガソリン、建材、食品サービスを除いたコア指数も、4月の数字が当初発表の横ばいから0.4%増に上方改定されたため、第2四半期のGDP予想が引き上げられるとの観測が浮上し、円売り・ドル買いが先行。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、同統計を受けて利下げ圧力が若干弱まるとの見方が出たことも円売り要因となり、概ね同108円台半ばで推移した。

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