外為市況=米中首脳の電話会談を背景に、108円台半ば

2019/06/19 6:00:00

 18日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 トランプ米大統領が18日朝、中国の習近平国家主席と電話で「非常に良い会話をした」とツイッターに投稿した上で、大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて米中首脳会談を行うことを明らかにしたことを受け、米中貿易摩擦の激化に対する警戒感が和らいだことから、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となったため、108円台半ばでの推移となっている。
 ユーロは欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏の物価上昇が低調な状態が続けば、さらなる金融緩和策を講じる考えを表明したことを受け、主要通貨に対して軟調となっている。

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