東京外為市況=米利下げ観測を背景に円買い先行

2019/06/20 16:55:00

 20日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 日本時間のこの日午前3時頃に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、年内の利下げが示唆されたことから円買い・ドル売りが先行。米長期金利が低下したことも円買いの流れを加速させ、一時は1月4日以来の円高・ドル安水準となる1ドル=107円台半ばまで円は上昇。ただ、その後は過度な円高・ドル安の流れが一服する中、日経平均株価が上昇したことも円買いの流れに歯止めをかけ、概ね同107円台後半での取引となった。なお、この日行われた日銀の金融政策決定会合では金融政策の現状維持が決まり、想定通りの結果だったためか反応は鈍かった。

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