外為市況=米利下げ観測が一段と強まり、107円台前半

2019/06/21 6:00:00

 20日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が19日午後に発表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、米中貿易戦争をめぐる先行き不透明感などのリスクを指摘した上で、年内に利下げに動く可能性を示唆したことを受け、FRBは早ければ7月にも利下げに踏み切るとの見方が広がり、東京市場で日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが先行し、円相場は107円台半ばを付けた。ニューヨーク市場も海外市場の地合いを引き継いで始まった後は、米長期金利の低下傾向を手掛かりに、改めて日米金利差縮小が意識されたため円買い・ドル売りが優勢となり、107円台前半での推移となっている。

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