東京外為市況=トランプ発言で、一時106円台後半

2019/06/25 15:25:17

 25日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円近辺。  トランプ米大統領がイランに対する追加制裁を表明し、中東地域の地政学的リスクに対する警戒感が改めて台頭したことを受け、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行した海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は107円台前半で始まった後は、正午前にトランプ氏が最近、日本との安全保障条約を破棄する可能性についての考えを側近に示していたことがわかったと米メディアが報じたことで、再びリスク回避姿勢が広がり、円買い・ドル売りが優勢となったため、一時は1月3日以来約5カ月半ぶりに106円台後半を付けた。ただ、円買い一巡後は急ピッチな円高に対する警戒感から円が売り戻されたため、107円近辺での推移となっている。

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