外為市況=米国の利下げへの思惑が交錯するなか、107円台前半で推移

2019/06/26 6:00:00

 25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 米国の早期利下げ観測に伴う、米長期金利の低下が引き続きドル売り・円買い要因となり、東京取引時間帯に一時1ドル=106円台後半までドル安・円高に振れる展開。米国とイランの対立激化を背景に投資家がリスク回避姿勢を強めていることも円買い要因となった。ニューヨーク取引はこの流れを引き継いで始まった後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で、FRBは「短期的な政治圧力から隔絶」していると表明し、トランプ大統領の利下げ要求をけん制したことに加え、米セントルイス連銀のブラード総裁が、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利下げが必要だとは考えていないと述べたため、一転してドルが買い戻され、107円40銭付近まで円安方向に切り返した。ただ、パウエル議長は利下げの可能性については否定しなかったほか、ブラード総裁は年末までに50bpの利下げを予想したことで、ドル買いが一服。取引終盤は107円付近で推移した。

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