外為市況=米中貿易協議進展への期待から円売り優勢

2019/06/27 6:00:00

 26日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 ムニューシン米財務長官がCNBCテレビのインタビューで「われわれは、中国との合意に至る途上の90%あたりのところにいた。これを達成する道はあると思う」と述べたことで、20カ国・地域(G20)首脳会議に併せて予定されているトランプ米大統領と習近平中国国家主席の会談で通商協議が進展するとの見方が浮上。さらに、トランプ米大統領もFOXビジネスネットワークとのインタビューで、米中首脳会談で妥結することは「間違いなく可能だ」と語ったため、米中貿易摩擦への警戒感が後退。投資家のリスク選好姿勢が強まり、相対的に安全な通貨として買われていた円を売る動きが優勢の展開。1ドル=107円台後半までドル高・円安に振れた。ただ、米国とイランの対立への警戒感も根強く、その後はもみ合い推移となった。

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