外為市況=米中首脳会談待ちのなか、107円台後半で動意薄

2019/06/29 6:00:00

 週末28日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 米中首脳会談を29日に控えて、模様眺めムードが強まった海外市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=107円70銭台で始まった。本日発表された5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比1.5%上昇、食料品とエネルギーを除いたコア指数は、同1.6%上昇と、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標としている2%に届かなかった。ただ、市場予想通りだったことから、ドル・円相場の反応は限られた。その後、6月のシカゴ購買部協会景況指数が49.7と市場予想(53.1)から下振れしたため、107円60銭台まで円が強含んだが、全般に積極的な商いが見送られる格好となった。取引終盤は米長期金利の上昇を手掛かりに、ややドル買い・円売りが優勢となり、概ね107円80銭付近で推移した。

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