外為市況=NYダウの最高値更新を背景に円買い一服

2019/07/04 6:00:00

 3日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 欧州中央銀行(ECB)の次期総裁に国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事の就任が決定。ラガルド氏の金融政策の考え方には未知数の部分が多いものの、当面はドラギ現総裁のハト派路線を踏襲するとの見方が強く、加えて米連邦準備制度理事会(FRB)もトランプ大統領が自らに近いハト派の理事を送り込むと表明したことで、欧米の中央銀行のハト派姿勢が強まるとの見方から、長期金利が低下。これを受けて円買い・ドル売りが先行し、一時は1ドル=107円台半ばまで円高・ドル安が進行した。ただ、その後は4日の「独立記念日」の祝日に伴い3日の米国市場が短縮取引となる中、米利下げ観測などを背景にNYダウ平均が過去最高値を更新し、これを受けて円買い・ドル売りの流れが一服したため、概ね同107円台後半での値動きとなった。

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