外為市況=円は強含み、108円付近

2019/07/18 6:00:00

 17日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円付近でもみ合い。
 前日の米小売売上高が良好であったことを手掛かりに、ドルが強含みで推移した海外市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=108円20銭台で始まった。その後は、本日発表された6月の米住宅着工件数が弱い内容となったほか、国際通貨基金(IMF)が年次報告で、ドルが6−12%過大評価されているとの見解を示したため、これを手掛かりにドルを売る向きが見受けられ、108円付近までドル安・円高に振れた。ただ、商い一巡後は同水準でもみ合いとなった。
 ユーロは反発。ユーロ圏消費者物価指数の上振れを眺めたユーロ買いが優勢となるなか、IMF報告もユーロ買いを促し、1ユーロ=1.12ドル台前半で推移した。

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