外為市況=米国の大幅利下げ観測後退で円は反落、107円台後半

2019/07/20 6:00:00

 週末19日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 前日のウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁の発言で、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の大幅な利下げが実施されるとの思惑が強まり、一時1ドル=107円台前半まで円高・ドル安に振れたものの、その後、セントルイス連銀のブラード総裁が、25ベーシスポイント(bp)を超える利下げは必要ではないとの見解を示したことで、ドルが買い戻される展開。ニューヨーク取引時間帯は概ね107円台後半で推移した。
 ユーロは弱含み。前日に欧州中央銀行(ECB)スタッフが物価目標の改訂に関して非公式に検討を開始したと報じられたほか、本日は独誌が11月までにECBが国債買い入れを再開する可能性があると報じた。一部では25日に開かれるECB理事会での利下げを見込む向きもあり、ユーロ売り・ドル買いが先行。一時1ユーロ=1.1200ドル割れを試した。ただ、米国の利下げ観測も根強く、取引終盤は1.1220ドル付近に水準を戻した。

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