外為市況=米債務上限の適用延期を受け、円は軟調

2019/07/24 6:00:00

 23日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 トランプ米大統領はこの日、米連邦政府の債務上限の適用を2021年7月まで延期することで与野党が合意したと表明。これを受けて投資家がリスク回避姿勢を弱めたことから、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して売られる格好。途中、6月米中古住宅販売件数が低調だったことなどを受けて円売りの流れが一服する場面もあったが、それも長くは続かず再び円は売られ、概ね1ドル=108円台前半での取引となった。
 ユーロはドルなどに対して下落。欧州中央銀行(ECB)が25日の定例理事会で金融緩和に踏み切るとの観測が一部で広がったことからユーロ売り・ドル買いが先行。また、英与党・保守党がこの日、欧州連合(EU)離脱強硬派のボリス・ジョンソン氏を次期党首に選出。これにより合意なき離脱の可能性が高まったこともユーロの売りを促した模様。

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