外為市況=良好な米経済指標を受けて円安・ドル高進行

2019/07/26 6:00:00

 25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 この日発表された主要な米経済指標は、6月の耐久財受注が予想を大きく上回ったほか、週間新規失業保険申請件数も予想を下回る改善を見せるなど総じて良好な内容。これを受けて米長期金利が上昇したことからドルは円などに対して買われる格好。約2週間ぶりの円安・ドル高水準となる1ドル=108円台後半まで円安・ドル高が進行した。
 ユーロはドルに対し上下に振れる値動き。欧州中央銀行(ECB)がこの日の定例理事会後に発表した声明で、今後利下げに踏み切る可能性を明示したことでユーロ売り・ドル買いが進んだが、その後はドラギECB総裁が会見で今日の時点では利下げが議論されなかったほか、理事会内で意見が割れていることを指摘。さらに景気後退リスクは依然低いとの認識も示したことからユーロ売り・ドル買いが一服し、1ユーロ=1.11ドル台半ば付近でもみ合う値動きとなった。

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