東京外為市況=米大統領の発言を受けて円買い優勢

2019/08/02 17:00:00

 週末2日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円近辺。
 トランプ米大統領が中国からの輸入品ほぼ全てに制裁関税を拡大する方針を表明し、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、相対的に安全な通貨とされる円がドルなどに対して買われた前日の海外市場での流れを引き継いだほか、日経平均株価が大幅下落したことも円買いの流れを強め、一時は1ドル=106円台後半まで円は急伸。途中、円の買い過剰感が高まったほか、今夜発表される7月米雇用統計を待ちたいとの思惑から様子見ムードが漂い、円買いが一服して同107円近辺で推移する場面もあったが、取引終盤にかけて再び円は買われて同106円台後半での取引となった。

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